友達ってナンダ?
今回、結論が出ないことご了承ください。
春、出会いと別れの季節。
特に4月は出会いの季節だ。
学生においては、進級や進学の時期。
それまでのコミュニティから外れ、
新たな人間関係の生成が必要となる。
そうでなければ、クラスの中でぼっちとなってしまう。それは出来れば避けたいことだ。
つまり我々学生は、友達を作る必要に迫られる。
そう。友達だ。うん。
友達 。友達、友達…友達?
この言葉について考えるといつも、果てしない疑問に悩まされる。
「何を友達と言うのか」
もしかすると、これはあまり悩まないことなのかもしれない。
学生であり、学校という小さな閉じた世界の、狭い人間関係の中だけで生きている、今だけの悩みなのかもしれない。
しかし、そうだとしても、私は現に今、恐れを抱いているのだ。
自分が誰かの事を友達と思っても、その誰かは私の事を友達と思っていない、という可能性が存在することに。
私達は、常に他者と繋がりを持って生きている。
普通、その繋がりが強い相手を友達というのだろう。
…何をもって強い繋がりというのだろう。
一緒に遊びに行けばいいのか?
よく話していればいいのか?
よく話すクラスメート、でも一緒に遊びに行ったことが無い者は友達なのか、友達でないのか。
家に行ったことがあれば友達か?
一緒に遊びに行ったことはあっても、普段話さない相手は友達なのだろうか?
この疑問に誰もが納得出来る結論を出す、もしくは自分が完全に納得出来る結論を導く事はかなり難しいことなのだろう。少なくとも私にとっては。
だから、妥協点を探さなくてはならない。
相手が友達と思っているかどうかは一旦放置するとしても、自分がある程度納得して、その相手を友達と思える、そんな妥協点を。
自分がその人に対してこれが出来れば、その人は友達というものを探そうということだ。
もちろん、その基準は個々人で異なると思う。
でもきっと、何かこれ!というものを見つけられれば、ものすごく楽になると思う。
自分を含めた学生が全員幸せな新学年を迎えられることを祈って。不安ばっかり